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大場養蜂園ブログ

素直な反抗期って、ありえますかね?

前回は、我が家の次男坊、ヨッチ君(4ねんせい)の「二分の一成人式」
について書かせて頂きましたが、今回は長男ともピー(中学一年)の
「二分の一成人式」の時の思い出を書かせて頂こうと思います。





我が家のボウズ君たちは、小学校までは同じ塾に通っておりまして。

学習塾ではあるのですが、理科を含めて色々な実験をするほか、
テストの点数も大切にしておられますが、自分で考える力をつけることや、
しつけというか、人間形成に力を入れて頂いている塾です。

で、その塾で、ともピーとご学友のお子様たちがおしゃべりしていた時の事。

なんでも、お誕生日にどんなプレゼントもらえるかなぁ~と、とあるお子さんが
お話しておられたらしいのですが。

それを聞いておられた先生が、子供たちに仰ったそうな。

先生「あなた達、誕生日はプレゼントもらえる日じゃないんだよ。」

 「お父さんお母さんに、今まで育ててくれてありがとうって、感謝する日だよ!?」

子供達「え~、誕生日ってお祝いしてもらう日でしょぉ~!?」

先生「あなた達、虐待って言葉聞いたことある?」

  「虐待で殺されちゃう可哀想な子供達っていっぱいいるんだよ。」

  「だから、殺さずに、虐待もせずに、また一歳成長できた、ちゃんと育ててくれて
   有難うって、お父さん、お母さんに感謝する日なんだよ。」

と、仰って下さったそうでして。

子供たちの反応は、「ええ~、そんなの、オカシイ~。」とか、そんな感じ
だったそうなんです。


とまぁ、そんな出来事があったことなど、すっかり忘れてた、とある日の事。

この「とある日」ってのが、二分の一成人式のちょいと前の事なんですが。

ともピーの小学校の担任の先生からお電話がかかって参りまして。

担任「ともピー君が、二分の一成人式でみんなの前で発表するお家の人への作文に、
   

   [ お父さん、お母さん、 殺 さ な い で く れ て 有 難 う ]  


   と書いておられます。」

  「書き直させて頂けませんか...。」


!!


塾では、誕生日はお祝いしてもらう日だ!と、みんな揃って言ってたそうですが、
実は!ともピーの胸には、塾の先生のお言葉がグサリと刺さってたようで。

ううむ、弱ったもんですなぁ(苦笑)。

で、電話を受けたうちの奥さま、塾でのやり取りを担任の先生にお伝えして、

「反抗期なので、そのままにしておいてやってください。」
 (↑本当に4年生から軽い反抗期っぽい感じがありました。)

とお伝えしたそうです。

すると、その翌日...、

また、担任の先生からお電話頂きました~(爆)!

担任「あのう...、やはり他の親御さん達もいる場での発表になりますので、ちょっと...。」

そいつは、どうにもマズいですね(笑)。

って事で、ともピー君には、作文?感謝状?を書き直して頂きました。

メデタシメデタシ。

実際、当日、授業参観に行ったうちの奥さんによると、よそのご家庭の中には、
親子揃って、感激の号泣というお家もあったようで...。

そんな中で、「殺さないでくれて有難う」とか、完全に空気読めないどころか、

ぶちコワシになりそうな、おっそろしい発表にならずに助かりました(滝汗)。


で、そのお話をうちの奥さんが、塾の先生にお伝えしましたところ...、


先生 「あ~っはっはははははははは(ノ∇≦*)

    いや~、本当にいいお子さんですねっ!!」


そ、そぉかなぁぁぁぁぁ...。