先日のことですが。
テレビの天気予報を視聴させて頂いておりましたところ。
「本日は、午後から あ め !!」
ってな予報でございました。
そこで、小学校に行こうとしていた、ともピー(長男、二年生)に、
「雨降るよ!傘持って行きな!」
と、転ばぬ先の杖を進言致しましたわけなんですが...、
というのも、朝は大層お天気がよろしかったのですが、ここは富山。
何年か前には、
「日本で一番雨の日が多い県」
という輝かしい栄冠を勝ち取った土地でござります。
東京に住んでいた学生時代のように、
「朝、天気が良かったら、傘はいらぬ。」
なんて、のんびりした事言ってると、ずぶ濡れ大会でぶっちぎりの優勝
間違いナシ!なんですな。
という事で、ともピーに傘を持っていくよう進言したわけですが。
それだけではありませぬ。
ここからが、私の腕の見せ所。
「雨降らなくても、絶~っ対、 傘 忘 れ て く ん な よ !!」
「できたら、今日だけ、手の甲にマジックで書いていきなさい!」
て、まぁ、手厚いというかなんと言いますか、
さらに水も漏らさぬきめ細かい作戦を、ともピーに授けたのでございます。
ほら、雨降ってると必ず傘さして帰ってきてくれますけど、降ってなかったら
手ぶらで帰って来るって事、大人でもありがちではないですか。
という事で、ここが 肝 心 ! と思いまして。
もうね、何度もやられましたけれどもね。
坊ちゃん、アナタが忘れて来た傘を取りに行かされるのは、
まっぴらごめんなわけですよ。
さぁ、諸葛孔明も真っ青の秘策を授けましたので、
これで完璧だ~♪ヽ(´▽`)/
と、仕事に向かいました。
~ そして夕方 ~
帰宅したともピーがおもむろに私に言い放ちました。
「ぱぱ、あめ、ふらんじゃん!かさ、いらんかったじゃん!!」
ごめんよ~、雨は降らなかったけど、苦情はパパじゃなくて、
富山地方気象台のえらいひとに言って頂けると助かるんですけど...。
て、いや、それよりそれより!
こんなこともあろーかと、ともピーに授けておいた、「我が秘策」
の成果がいよいよ炸裂する時ですぞ!!
私「とも!傘!ちゃんと持ってきたな!?」
とも「!...。」
私「え?ま、まさか、わ、忘れたのぉ!?」
とも「...。」
「え、えっと、...あ、あの...。」
「も と も と 、 あ さ 、 も っ て い く の 、 わ す れ た 。」
あいた口がふさがりませぬ。
うう...、諸葛孔明、不発。