ちょっと前のお話で書かせて頂きましたが。

私が跡を継ぐ為に富山に帰ってくる際、

「アナタの会社がヤバかったらアタシが食べさせなきゃでしょ。」

という、名言を私に食らわせてくれた我が奥さま。

クッ、妻に養われるなど、まっぴらごめんだ～！

って事で、どうあってもみかえしてやる！と密かに闘志を燃やす事に。

で、気合を入れて頑張ろうと思って実家に入ったその翌月。

父　親　（＝新しい仕事の師匠）　入　院　。

父上、救急車で運ばれてゆきました（汗）。

いやいや、たしかに、、、確かに、
「体調が良くないから、そろそろ跡を継いでくれ」
と言われて実家に戻ったわけではあります。

が、　　この展開は、　聞　い　て　な　い　よ　～　（汗）！

ここからは、毎日、夕方～夜には、入院している病院に通って、仕事を口頭で
教わる＆仕事の状況を伝える、という形で仕事を覚える＆引継ぎを進めました。

とか何とか言ってるうちに、入院から半年少々経った頃、

父親、　身　ま　か　ら　れ　ま　し　た　（亡くなりました）...。

　父　上、　聞　い　て　お　り　ま　せ　ぬ　ぞ　～　（涙）！！

いやもう、聞いてナイにも程があるでしょ！
ど～やって仕事したらいいんですか！！
（引継ぎあるんだから、せめて一年経つ前に死なないでくださいよ～（泣））

あれれ、これ、いよいよ「妻に養われるパターン」ですか（汗）！？
（妻のお義父さん、お義母さん、さぞかしご心配なさった事と思います...。）

と思いましたが、いなくなっちゃったものは、致し方ございません。

ここは腹を決めて（すんなりアキラメテ）、独力でやるしかございません。

今更ながら、小さい頃やらされてた養蜂のお手伝いを真面目にやってなかった事が
悔やまれますが、幸い、養蜂の現場は、職人さんのバックアップがあります。
製品の仕込みは、ぎりぎり教わった製造方法を基に（梅とはちみつだけ教われました）。
販売の方はサラリーマン時代の経験と知識を基に、どれも独学でやるほかなし！

という事で、「妻に養われてたまるか！」の一念で、とにかく前進あるのみ！でした。

昔、ジャイアンツの原監督が木佐貫洋投手に言った「死ぬなら前のめりで死ね！」
（真っ向勝負で打たれるならまだしも四球で自滅した時の、なかなかヒドいお言葉...）
を胸に突き進みました。

ま～色々失敗しましたが（仕込み中の品を大量にダメにしたり（涙））、みんな一緒に
頑張ってくれた事や、何度もあったピンチに、その都度、新たな巡り合わせというか、
助けて下さる方が現れて下さり、どうにか、お店を継続させてましたが、気が付くと...、

ど　う　に　も　、　人　手　が　た　り　ま　せ　ぬ　な　（汗）。

で、案外あっさりと...、

奥　さ　ま　、　手　伝　っ　て　下　さ　れ　...。

という事で、3～4年後には、お願いしまくって、当社に入社して頂きました。

今では、支店の店長として、スタッフさんの採用からシフトに食材の仕入れ、
カフェメニュー、テイクアウトスイーツの考案、製造、調理、それから経理に...、

ん？あれあれ？なんかこれ、「奥さんに養われてる」って形に見えそうな...（汗）！？

いやあの、一応、私、ちゃんとお仕事させて頂いておりますので、はい。
これ、決して、「奥さんに養われてる」って状態じゃありませんので（汗）。

ま、あの、とにかく　：　真面目に頑張ってりゃ、ギリギリどうにかなる！

というモットーで、夫婦、スタッフ一同揃って、これからも頑張って参ります。
皆様、今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。